横浜 リーダーシップ研修 自国を知る 学んだこと その5

皆さま、お早うございます。

さて、今回も前回に引き続き受講者様の声をシェアしていきたいと思います。

今回の受講者様の所感は、前回に引き続き「自国を知る」をテーマにした講義です。

O氏「私が、今回大きな衝撃を受けたのは、自分が今まで考えていた以上に外国におけるアジア人に対する差別が非常に深刻だというものでした。その差別の根本を探っていくと”言い返せない”気質というのがポイントになっていることが理解でき、その点に関して大きな興味を抱かざるを得ませんでした。そして、語学力が無いといかなる状況においても対応できなく、歯がゆい思いをするのだ、と改めて痛感しました。もっと、英語をきちんと学ぼうという意志が、別の角度から強化されたような気がします。」

確かに、英語を学ばなければ外国人ビジネス・パートナーやカウンターパートと仕事を進めるのは困難です。でも、英語に関する識能だけでは、不十分なのです。そこには資質が大きく影響します。一人間として、尊敬されるに値する資質向上を目指さなければいけません。一つの事例として、幕末から明治初期の日本の諸外国への使節団派遣について振り返ってみます。当時、英語を話せる日本人は一握りであったはずです。従って、コミュニケーションは通詞を介さなければなりませんでしたが、それでも外国人は侍の威厳に満ちた態度、彼らの思慮深い表情を伴った仕草は、西欧人を感動させるには十分だったのです。それは、ノンバーバル・コミュニケーションの領域です。その領域に触れた欧米人は、日本人に対し畏敬の念を持ちました。それほど、日本人の見た目から威厳を感じることができたのです。今は、多くのことが欧米化されています。しかし、気高い日本人であるために、誇りを取り戻さなければなりません。日本人は昔からの日本人の心を取り戻す必要があります。そこに、加えてバーバル・コミュニケーション・ツールである言葉を学習していく必要があります。

O氏「私は、今回の講義で、自分たち自身を変える必要性を改めて感じました。私自身も、もっと史実を勉強し、学ぶ姿勢”温故知新”の心を持たなければならない、と考えるようになりました。」

そうですね。その人の資質があって、その人の言葉に重みが出てきます。思慮深さがにじみ出ます。それを、遺憾なく発揮するために、適切な単語を知り、適切な表現で会話をしていく必要があるのです。そのような思慮深さをもってお話をする人を、日本人であろうが、アジア人であろうが、西欧人であろうが、人々は尊敬の念をもって見ます。そして、喜んでお話を聞くのです。そこには、武士道から学ぶことのできる、義、勇、仁、誠、名誉、忠義が根底に流れているからです。

経済活動とお金は切り離すことは出来ません。しかし、吉田松陰先生曰く、「君子は何事に臨んでも、それが道理に合っているか否かを考え、その上で行動する。小人は何事に臨んでも、それが利益になるか否かを考えて、その上で行動する。」と言われています。経済において利益を追求することは、勿論恥ずべきことでもなく、しなければいけないことです。しかし、その前に、人間として道理を追求する姿勢を持つことが肝要なのでしょう。我々は、人生を通じて修行し、その修行によって命の意味を知り、知恵を得、それを活かし、他の人々、生活させていただいてる社会への貢献を考えていかなければ、生かされている意味を知ることができないかもしれません。

リーダーシップの発揮、外国語の修得、勿論それらは自分達が営む経済活動には必須事項です。しかし、上っ面だけの識能、資質の向上では人間としての成長は大きくないかもしれません。歴史を学び、先人の言葉を学ぶことにより、自分という人間の価値を上げることができ、ひいては自分が属する組織への貢献、社会への貢献、そして自分の大切な家族、支えてくれる周囲の人への恩返しに繋がるのかもしれません。

そのように考えてこそ、皆が感銘を受ける言葉(日本語、英語に関係なく)を発することができ、そこには皆が感化されるリーダーシップが存在するのです。これは、多分に出光の創業者、出光佐三氏の唱える「士魂商才」の重要性に繋がっているのだと思います。

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